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ミラノサローネ2023の傾向&Poltrona Frau

”インテリア×間取りで家事・育児の悩み解決”

”集客と売上をUPしたい店舗の空間プロデュース”

インテリアコーディネーターの宮澤由佳です。

毎日暑い日が続いていますね。お盆は皆さんいかがでしたでしょうか?

我が家は通常運転でしたが、春から毎週1コマ担当させていただいている

資格対策講座がお休みだったので、いつもより少しゆっくり過ごすことができました。

そんな中、8/18にPoltrona Frau表参道で行われた「ミラノサローネ2023報告会」に参加しました。

目次

ミラノサローネとは?

ミラノサローネは、インテリアの世界最大級の見本市

毎年ミラノで行われ、数多くのブランドが新作発表を行う大イベントです。

ここでの傾向がその年のインテリアのトレンドとなります。

(ファッションで言うところのパリコレのようなものですね!)

現地に行くことが難しくても、Poltrona Frauのように、

視察の報告セミナーをしてくださる企業がたくさんありますので、

私もセミナーを通してトレンドを押さえるようにしています♪

(いつかは自分でミラノを訪れたい♡)

ミラノサローネ2023の傾向

まずデザイン全体の傾向は「緩やかな丸みを帯びた有機的なフォルム」。

コロナの経験から尖ったデザインではなく、丸みのある優しい印象のデザインがトレンドのようです。

カラーとしては、これまで無彩色が主流だったところから、

グリーン、ブルー、テラコッタ、マスタードイエロー、サンドベージュなど

アースカラーを基調とした温もりのある色、大胆で彩度の高い色が

各ブランドで多く使われていたとのことです。

自然との融合、コロナが明けて外へ出て行きたいという想いが溢れているのだそう。

素材は、ファブリックが多く見られ、中でもブークレが目立っていたそう。

立体感があるので単調なイメージにならない生地です。

その他の傾向としては、アパレルブランドがインテリア業界へ展開しているとのこと。

ファッションとインテリアの垣根がなくなってきているということですね。

例えば、ハンドバックで人気のFURLA。(私も愛用しています♪)

ホワイトベースに淡いブルーを入れた空間に、アクセントとして

クッションを置くようにハンドバックをディスプレイされていました。

写真に撮れなくて、皆さんにお見せできないのが残念ですが、私も好きな雰囲気でした!

Dolce&Gabbanaは、ファッションの世界観をそのまま落とし込んでシーンを作りこんでいました。

誰もが好むデザインとは少し違うけれど、刺さる人には刺さるデザイン。

ドルガバの世界観が好きな方にはたまらない空間だと感じました。

Poltrona Frauの家具

ミラノサローネ報告会の後はショールームを回りながら、Poltrona Frauの家具について伺いました。

その中からいくつかご紹介させていただきます。

Poltrona Frauは、1912年創業のイタリアの老舗の家具ブランド

フェラーリなどの高級車の内装など手掛けていて、

Cassina ixc、B&Bなどと並ぶ最高級家具ブランドの一つです。

創業時にデザインされたアームチェア。

葉巻を吸いながらくつろげるソファのオーダーだったそう。

背面の革の寄せている部分ですが、1枚の革をたぐり寄せています。

(普通は何枚かの革をつなぎ合わせてつくるのでこれはとても大変なこと)

ボタンの一つ一つが革でくるまれていて、

職人さんの技術が詰まった美しい一品です。

職人さんのこれらの技術はこちらのソファにも詰め込まれていました。

ブランドを代表する「チェスター」という名のソファです。ただただ美しい…!

続いては、一番人気のアームチェア「アーチボルド」

丸みのあるフォルムですが、脚が細いのですっきりとした印象を受けますね。

アームの部分のシルエットは、シャツの襟の形をイメージしているそうです。

イタリア人ならではの遊び心が感じられますね。

「シャツの襟」と伺ってなるほどー!と納得!

デザインや家具のエピソードを知るとより魅力を感じますよね♪

欲しくなってしまいましたが、一般人の私が簡単に買える金額ではないので、

お仕事頑張ろうと心の中で誓うのでした!笑

座り心地は、体を包み込む安定感があり、とても良いです。

欧米のブランドは、日本人の体型に合わず、大きすぎることもよくありますが、

こちらのソファは日本人に合うなと感じました。

(特に日本人向けにリデザインしているわけではないそうです!)

背面のデザインも抜かりない!360度どこから見ても美しい…!

それからこちらのソファはスーパーレジェーラ(超軽量椅子)や、

食器のジノリで有名なジオ・ポンティによるデザインの「デッザ」。

そんな貴重なソファに座れるなんて!と一緒に参加した先輩ICさんとテンションが上がりました♪

実はジオポンティが設計した「ピレリビル」という

ミラノにある建築物のファサードと同じ形の脚をしています。

建築のフォルムを家具の脚に取り入れるなんて、粋すぎる!!

座り心地は安定感抜群で、何と言っても革が素晴らしい。

吸い付くような滑らかさで、いつまでも触っていられる質感。

ここから立ち上がりたくないーとなりました笑

さらに革の技術はソファだけでなく…

シェルフの棚板

照明

デスクの天板

テーブルの天板や、トレイにまで施されていました。

天板が革のテーブルなんて見たことありますか?

えー?革なの?って私は驚きましたよ笑

革は全部で72種類あるとのこと。

色や質感によって家具の印象が全く変わるので、お気に入りの革を見つけたいですよね♪

インテリアコーディネーターとして

職人さんの技術に圧巻され、美しい家具に癒され、楽しい時間を過ごすことができました!

作り手の想い、家具のストーリーを知って、きちんとお客様へお伝えすることも

インテリアコーディネーターの役割だと私は考えています♪

そしてどんなに素敵な家具でも、組み合わせによって台無しになることもあるので、

コーディネーターとして自己研鑽は一生続けていきたいと考えています。

デザイナーやブランドに敬意を持ってコーディネートをしたい!

貴重なお話を聞かせていただいたPoltrona   Frauのスタッフさん、ありがとうございました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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この記事を書いた人

【家、個人サロン・店舗の空間プロデュ―サー】
CLACHIC Style(クラシックスタイル)
代表 宮澤由佳
二級建築士・インテリアコーディネーター

◆好きなインテリアから逆算した一生愛せる家づくり
◆お客様から選ばれるサロン・店舗の空間プロデュース

・大学卒業後、建設会社で15年間 400件の新築・リノベの設計に従事
・千葉県印西市を拠点にフリーランスで活動中
・インテリア業界最大手 専門学校「町田ひろ子アカデミー」講師
・はたらく車が大好きな3歳男の子の母

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